9/19長い夜が明けて

 


2008年9月19日(金)

昨夜は無性に喉が渇いていた。

朝倒れてから何も飲んでいないのだ。

「水が欲しい」と言っても翌朝の検査の結果と食事の許しが出るまでは何も口にしてはいけないらしい。

ただ飲み薬を飲むときにその水を飲ませてくれた。

その水には美味しく飲めるようにと少しの氷を入れてくれたのが何よりも美味しいと思った。やがてクスリが効いてきたのかどうやら眠り込んだらしく、いつのまにか朝になっていた。経過を見るためのCTを撮りに行かなければいけない。

まだクスリが効いているのか朝からの細かいことは覚えていない。

CTの結果は良かったようで点滴と薬で治療できるとのこと。

手術しなくて良いということで一応ホッとしたのだが、いくつもの両腕の点滴、鼻には酸素吸入、付いてるのかいないのか反応の無くなった左手。

 

不安は消えることなく、色々と悪いことばかりを考えていた。

そして昼近くになってきて親戚の叔母や従兄弟、職場の同僚、親の友人知人、友達など次から次へと見舞いに駆けつけてくれた。

精一杯元気そうに振舞ったつもりだったが、後で聞いたら顔左側がダラリと下がって点滴だらけでとても元気といえる様子ではなかったらしい。

 

その日初めて病院食を食べたのだが想像していたのより美味しいのにビックリ。

血圧を下げる粉薬はむせるのでお粥にまぜてもらった。

汁物もむせやすく、飲むとダラリと下がった左側の口唇からポタポタ漏れてきてしまう。

そしてその夜も昨夜の悪夢の繰り返しになった。

 



 

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